ONE2〜永遠の約束〜with VOICE

 ソフマップ町田店の中古エロゲー売り場でたまたま見かけたので、確保しておきました。ただ麻生久遠シナリオのためだけに2980円、我ながら素敵な漢っぷりです。もちろん麻生久遠シナリオを終えた今となっては、いつ近所のゲームショップに売りに行こうかと思っているんですけどね…。
 ぶっちゃけ、がっかり。というか深月遥シナリオにおけるバッドエンドという位置づけだった、本来の麻生久遠エンドを、その位置づけのまま彼女との恋愛を回想シーンとして追加しシナリオ化しただけという、なんともやるせない空振りっぷりでして。完全に独立した麻生久遠のオリジナルストーリーが展開されると期待していただけにねえ。"久遠"だなんて、もうそのまんま永遠というような名前のヒロインだけに、他ヒロインシナリオ以上に作品テーマを深く濃くえぐったような野心的なシナリオを予想してしまうのは、「手前勝手な妄想」で済まされてしまうものなのでしょうか…。

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ギャルゲーをプレイしていて、羨ましくなること

改めて顧みた時、日本では子どもに対し、「○○ちゃんは××なんだよね」と、気持ちを察してくれる傾向が途方もなく強いことに気づく。結果として、分かってもらうことには慣れ親しんでいても、自分から相手に分からせるための労力を払うという訓練を受けずに成長していく。*1

 ギャルゲーをプレイしていて、羨ましくなることって、たとえばどんなことですか?
 たとえば、家事全般が得意で主人公に好意を寄せている幼馴染がいたり、「お兄ちゃん」と慕ってくれる後輩がいたり、というか義理の妹だったり、学校のアイドルがクラスメイトだったり、名前も知らない内気な女の子が知らぬ間に自分のことを慕ってくれていたり、あるいは授業をいつも寝て過ごしているのにテストを赤点も取らずパスしてることとか、両親が不在の一人暮らしだったりすることですか?
 僕が、ギャルゲーをプレイしていて無性に羨ましいなと思うことは、主人公の周りにいるヒロインがこぞって、主人公のことを気に掛けてくれて、そして気づいてくれるということです。

*1:4/4付読売新聞朝刊

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