「涼宮ハルヒの憂鬱」再見

小説のほうを全部読んでしまったので、「涼宮ハルヒの憂鬱」のアニメを見直したんですよ。TV放送をHDDに録画したヤツをDVDに落としてあったので。
原作を読んでからアニメを観ると、初見では何の意味があるのかわからなかったシーンやキャラの言動にも満遍なく光が差し、アニメ自体のあきれるほどの緻密さと完成度の高さに惚れ惚れしてしまいます。原作は原作として面白いけれど、アニメはアニメとしてこれ傑作ですね。構成的な大胆さ(何度「録り逃したのか!?」と恐慌したことか)と、局所的な味付け・ボリュームアップのさじ加減はさすがです。元々原作がキョンの一人称で語られていて、アニメもキョン視点(ナレーター)だから、地の文をキョンのセリフとしてベラベラ喋らせても一向に問題ない、むしろもっと能書き垂れてくれて構わないと思ってしまうあたりが、傑作たりえた真骨頂ですかね。
アニメらしさといえば、コンピューター研との艦隊戦勝負がやはり面白かったですね。まんま銀英伝なんですが。コンピ研部長の旗艦をSOS帝国軍が取り囲んでいて、たまたま居合わせたみたいな朝比奈さんが「あのぅ、これ撃てるんですかぁ?」と言うところとか、とても好き。もっと言えば、「朝比奈ミクルの冒険Episode00」主題歌「恋のミクル伝説」の出だしとか。たまらん。
って、そんなことはどうでもいいんです。なんか音楽に興味が沸いたので、サントラを聴こうと探してみたら、あらやだ、発売されていないんですね。DVDの特典についてくるというパターンなのかしら。ざんねん。でも代わりにキャラクターソングとかは勘弁してくれー(寄る年波にはかないません)。