Whitesmith、70Lvになりました


 2次職に転職して以来、時間を見つけては狩りをしております我が娘、Whitesmith。せっかく発光させたのに転生もさせずほったらかしでマビノギに心奪われている誰かさんとは大違いでしょう。まぁマビノギは僕にはその良さが分からないくらい、良くできたMMORPGでございますから。構わないどころか望ましいところであります。
 2次職に転職後はBOTまみれで赤芋を狩り続け、Base63Lv頃からピラB2Fでミノタウロスを狩り始め、既にミノタウロスcを3枚ゲットしちゃったりして前世より引き継がれた因縁をひしひしとニヤニヤと感じつつ、つい昨日70Lv到達。記念に骨兜を購入し装備しての撮影ですよ。
 すごくペース早いでしょ?早いはず…なんですけど、しかしこの程度のペースは転生キャラとしては平均かそれ以下に過ぎないのですから、いかにこの業界が超廃体質かが窺い知れます。うちの娘がやっとこさ花カートを引くことができるようになった頃には既に、パンダカートを引いてるWhitesmithはいましたし、たぶん現時点では廃カートを目前にしているんじゃないでしょうかねえ。朝繋ごうが夜繋ごうが変わらずピラB2Fでハエ狩りしているパンダカート引きの同業者を見るにつけ、廃の中の廃、キングオブザ廃の存在を思い知らされます(なんじゃそれ)。
 前世における発光キャラクター、それは毎日少しずつ地道に経験値を稼いできて、長い時間をかけてようやく到達した頂点としての意味合いもあり、普通のプレイヤーでも達成可能な範囲だと強弁することも可能でしょう。実感としてはほとんどの発光キャラが、一般人には不可能な廃プレイを通して誕生したのだろうと思っていますが、それでも可能だという点は間違いではないはずです。それは誰かさんの育成日記を読んでも分かります。
 しかし、せっかく育て上げた発光キャラを転生させ、またノービスとなり一から育て直すという決心は、普通のプレイヤーにはなかなかできるものではありません。何しろ現時点で育て上げたキャラクターのステータスやスキルを全て無かった事にして、また最初から育てることになるのですから。鬼のような経験値テーブルに比して、大したことのない転生職独自のスキルと、多少大目という程度のステータス補正値。新たなグラフィックのキャラクターを得られるとはいえ、育成方法は前世と全く変わりがなく、前世と同じ狩場で前世と同じ敵を相手に前世と同じように狩る時間と労力を、数値的には前世の2.5倍注がなければ頂点を極めることはできないのです。
 別に頂点を極めなくてもいいじゃないかと思われるでしょうけれど、JobLvを70にするためには、どうやらBaseLvを99にしなければならないようなのです。そして、転生職として新たに加えられたスキルを十分に取得するために、JobLv70じゃ足りないということはあれ、余るというようなことはないのです。
 時間と労力をコストパフォーマンス的に考えて、前世で98から99に上げることすら馬鹿らしい事だったのに、99になった上で転生してまたハナから育てるだなんて、もはや狂気の沙汰としか思えません。つまり、転生、踏み込んだらそこは一面狂気の世界。上には上が居て、下には誰も居ない、そういう世界なんです。メルトダウンと自動攻撃塔にGvGで神となる夢を見てこの世界に飛び込みましたが、これはもう、精神的のみならず、肉体的にも人間をダメにする領域です。ゼロの領域に踏み込み生死の境をさまよった風見ハヤトの心境です(懐かしい)。ウチのギルメンでハイプリーストの子は常に眠い眠い言っていて、ログアウトするときは倒れるように、ついには体調崩していましたよ…。
 こういう根源的に"終わってる世界"であるからこそ、よりいっそう、自制心というか、周りに影響されず自分のペースで狩り続けられる自己管理能力が求められます。それが僕には欠けているということを嫌というほどよく知っているので、まじやばい、のかもしれませんよ。こうしている今も「そんなくだらないこと書いてる時間があったら、牛の一匹でも狩ってろ!」という内なる心の声が響いてきます。
 まじやばい。