リバウンドというか、吹っ切れたというか、退行現象というか、いろいろあって最近は本ばかり読んでいます。別に書評サイトに転向したというわけではないんですけど(そもそも僕の書いているのは書評じゃない)、図書館で本借りるのはタダじゃないかこの低所得者層めがっ!ということに今さらながら気づいたので、いそいそと通っております。感想文に引用が多いのは返さなきゃならないためです。
とはいえ市内の図書館は貧相で、それに比べて県を挟んで隣市の町田図書館が充実しているらしいのです。市が相互利用協定を結んでいて妹がよく借りに行ってました(かなりの読書狂)。電車を使わなきゃならないものの、僕も近いうちに借りに行ってみよう。
しかしネットはここでも便利。借りたい本が図書館にあるかどうか調べられるし、町田だと予約までできるらしいんですよ。もっと進んだ地域だとコンビニとかに配送して貰えたりして、世の中そんなに便利になってよかとですかね?
とりあえず、目指す、100冊。まぁ、途中で挫折するというか、読みたい本がなくなるとは思うんですけどねぇ。
手当たり次第の本を読む。高校の時に買ったニキタ・マガロフショパンマズルカ全集を流しながら、氷上王国さんのところにあった凛バレンタイン絵に見つめられながら。
http://www.reen.jp/http://www.reen.jp/img/gallery.htmlTYPE MOON(フレーム下部)
どうしてだろう。元ネタ知らないのに一目惚れしちゃって、ディスプレイの端で常にウィンドウで立ち上げていたり、携帯の待ち受け画面にしていたりして、四六時中愛しています。そもそも好きなんですよ、水月悠さんの描く女の子が。
現実と空想の区別がつかなくなるというのは、犯罪の心理的要因としての、一般的に事実"行為"としての意味合いが強いのだろうけれど、実際はその大部分事実"状態"なんだろうなと思います。もし僕が一心に携帯画面見つめているのを不思議に思った人が、「それなに?」と尋ねてきたら、僕は迷わずこう答えるだろうから。
「恋人」
ショパンマズルカも好きですねえ。というよりショパンピアノ曲はどれも大好きなんですけれども、こうして他の作業をしているときに聴くとか、普段の何気ないひとときに、ごくくつろいだ気分で聴ける形式なんですよね、マズルカって。日常的な音楽というか。
ピアノ協奏曲第一番第一楽章「よし!聴くぞっ」思わず居住まい正してしまうけれど、そういうのがないんですよね。バッハの無伴奏チェロ組曲とかも僕の日常音楽。ついついエンドレスで聴いてしまっている、癖みたいに。
気がつこうがつかなかろうがお構いなく、きっとこれまでの人生でおぞましい量の時間で聴いてきたんだろうし、これからもますます積みあがっていくのだと、思う。
同じ音楽ばかり聴いていることが、日々世に送り出される素晴らしい音楽の数々に出会う機会を時間的に奪う賢くないことだとか、懐古主義ゆえの非クリエイティブに、ふと焦ったりもったいないような気がしてしまうこともあるけれど。寝て、起きて、トイレ行って、顔洗って……というような日常作業に時間を費やすことが賢くないだとか、非クリエイティブだとか言う人はいないのだから、つまりはそういうことなのだと思う。
たくさんの音楽を聴くことと、居心地の良い音楽に親しむということは、卵が先かにわとりが先かの話なのかもしれません。出会いがなければ、居心地の良い音楽はなく、音楽に居心地の良さ(あるいはそれ以外の愛着)を感じなければ、出会おうとしないだろうから。そういう意味で、僕は音楽に関してもひきこもっているのですかね。
ところで、無駄か、無駄でないかの文脈で捉えなければならないのはむしろ、「D.C.S.S」「ラムネ」「TO HEART2」をどうするかでしょう。これらのアニメどうなんですか面白いんですか。僕はもう、なんていうか、恥かしくていたたまれなくて正視できません。料理作ったり、家事をしている合間にちらっちらっと見るようにしています。自分健気過ぎ。
ギャルゲー原作アニメ。ギャルゲーをプレイしている僕が感じている現実感覚は、アニメを見ているときに感じている現実感覚よりいっそう鈍磨しているらしく、ギャルゲーをプレイしているときなら大して違和感を感じなかった(むしろ当たり前だと思っていた)ものが、アニメだと「ありえない、気味が悪い、お前らおかし過ぎ」と思ってしまうのです。
生理的に向いていないのかもしれません。とはいえ「CANVAS2」は結構楽しみにしていたりするんですよ。4話のエピソードはまぁ、合唱コンクールでユニゾンの曲歌ってどーすんのとか(それ合唱違うから)特注の衣装着てたりとか(普通は学校の制服着なきゃだめ)そもそも全然歌下手じゃん(言っちゃった……)とか、ツッコミどころありまくり。
結局、"ハーレムのご主人様=仮主人公"のありようと物語上の立ち位置なんでしょうかねぇ。まぁ「CANVAS2」の場合は主人公の立ち位置ではなく目の位置こそが問題なのですが(最近は落ち着いてきた)。
主人公のありようといえば、「銀盤カレイドスコープ」にしろ「灼眼のシャナ」にしろ、ツンツンされたらデレデレするまで視聴を中止するわけにはゆかないこの卑怯っぷり!どうなのよ。シャナなんてセリフだけじゃ何言ってるのかよくわからない(戦闘呪文みたいのとか)ものだから今すぐ原作買ってきてしまいそう、ますますもって卑怯です、せめて字幕表示してください。
ライトノベル原作アニメ。隆盛の兆しっぽいんですか、僕のような原作未読主義の人間にはますます辛い時代です。とかそんなこと考えている暇もないくらいHDDレコーダーに未消化アニメ貯まりまくりなんですが。「エウレカセブン」が15時間分くらい貯まっています。ひえー。