夢降る森へ

夢降る森へ

夢降る森へ

伊藤真澄さんのオリジナルアルバム。
伊藤さん独特の淡く素朴なファンシーボーカルが、夢見心地のハートフルサウンドをゆらゆらと漂う、聴き入っていると自然と童心に帰ってしまうものです。僕の心を穏やかに澄み染めてやまない純真、心洗われるその音楽は、アニメのEDテーマとして折に触れるのもオツなものですが、こうして1つのアルバムとして存分に満たされるというのも、それはそれで素敵なひとときです。
「花の音」は持っているのに、このアルバムはうっかり聞き逃していました。確かに先のアルバムに比べるとキャッチーさやインパクトにはやや欠けるものの、その分人のぬくもり感というか、あどけない愛しさを幸せな世界へと浸しこんだ、懇切な職人気質をよりいっそう強く感じます。つまり、やさしいということです。