tsukimori2006-10-09

「オンボロな家屋だな」
と、今まで通るたび思っていた家屋が、今日通りかかってみたらまさに壊されかけでした。なにもこんなにも抜けるような青い秋空に無残をさらすことないだろう、と思いながらつらつらと眺めていたら、額縁に入った色紙が一枚、残された壁に掛けられてあるのを見つけました。
なんて書いてあったんだろう。毛筆で何か…。とはいえ意味がわかったところで寂しいだけでしょうね。残されて、振り落とされて、文字としての意味をもう果たすことなく、家屋ともども壊されていく。家のなかにあったはずの生活ががらくたと化し、言葉が土煙に打ち消されていく。そこには爽やかな風とまぶしい陽光が無邪気にも降り注いでいて、こんなにも心地よい寂しさがあったものかなと、僕は息を、そこいらの空気を一緒くたにして、吸い込んでやるのでした。

来年2月に結婚するという友達と、先輩とで牛角に焼肉を食べに行ってきました。
仕事帰りでスーツのまま行ったら「それなんのコスプレ?」。ちくしょう。
相変わらず彼は言うことなすことくだらなさ過ぎて、ネタが滑りまくりでこちらが痛々しいほど、とても愉快なヤツ。こんなキャラクターを旦那に選ぶとは、まだ見ぬ奥様予定者はよほどアレだね。アレ。がんばれアレー。