今さらながら絵理子という名前はどうかと思うコミケの朝は早い。まず松屋で豚飯を食べている余裕などありはしない。けれど、
「☆思い出をありがとう。次はいい人に拾われろよな」
「新任女中尉☆絵理子」を元あった小茂みに返しておきました。さようなら絵理子。2メートルの潮吹きよフォーエバー。
というわけで、冬コミ3日目。大手町から東京駅まで歩いていって都バスで現地へ(そうすれば交通費はバス代のみ!)。晴海大橋なんてすいすいSweetでしたよ。200円均一最高。これが神奈中なら300円↑は取ってるところだよねっ。
今回の冬はicenotesさん(http://icenotes.com/)が新刊が出ないということでしたので、壁サークルの本を買うのに外でさむさむ並ぶこともなく、ぬくぬくと島サークルをひたすら回っておりましたよ。ぶっちゃけ、入場直後は毎回特にチェックしてあるサークルのご本を頂きに回って、apricot+さん(http://ap.sakuraweb.com/)が一介の島サークルではありえない行列こしらえていて長くファンやってるけれどもこんなに難儀だったのは初めて「いい加減壁に行ってください」と声を大にして言いたい、なんてアクシデント(?)もありましたが11時過ぎにはあらかた接収終了(元々チェックしてあるサークルが少ないんですよね、知り合いは少ないし基本チンケなヤツですから)。
んで東1の創作少年を端から端まで見て回って、2時。それから西1・2を端から端まで回り始めて、4時頃に撤収、というあほみたいなスケジュールで昼飯も食わずにひたすらくまなく歩いておりました。とはいえ、手にとって読ませていただいても買うのはそのうちの1/5にも満たないもので(ごめんなさい)、それほどは買ってないんですけどね。たくさん歩いて、たくさん読んだ気はするけれど、手元にはそれほど残ってはいないというくたびれ儲け。結局ビジュアルアーツPLANETARIANドラマCDも買いそびれてしまったし(ほとんど確信犯ですが)、minoriは行ったときにはもうブースで座談会っぽいの開いてるし、今回は企業では一切買い物をしませんでした。はっはっは、資本主義に勝利!
…。資本主義…か。先日倒産したKID。知り合いに事情を聞いて駆けつけたものの、3日目には販売物が男性キャラクターのテレカのみとなっており、どこか哀愁漂うKIDブースとそのスタッフさんに向けて、僕は心から慰労と感謝の気持ちを贈りたいと思います…。さようなら、僕のギャルゲー魂育ての親。貴方がたの生み出した「Memories off」という作品がなければ、出会わなければ、僕はきっとこんな僕ではありえなかった。それが良いことか悪いことかは後世の歴史家に委ねることとして、それぞれのクリエイターやスタッフの皆様におかれましては、お元気で各々の分野で活躍なさっていってくださいませ。
はてさて。買った本をきちんと読めるのはちょっと先になりそうだけど(「とある魔術の禁書目録」とか「灼眼のシャナ」とか妙に電撃系ラノベに目覚めていたりする今日この頃)、読んだらちゃんと感想を書いておきたいなあ。2007年抱負の通りにね。
しかし今回の冬コミでぶっちぎり最大の戦果は、「かるき戦線」の2巻をゲットできたことでしょう。1巻は単行本化しているのですが(asin:4832275178)、2巻は"大人の事情"とやらで単行本化はせず同人誌としてのみ販売とのことでした…。知らずに創作少年系を回っていたら、本当たまたまお見かけして、衝撃を受けて即購入を決めたのですが。嬉しいというか、残念というか、複雑な心境です。まんがタイムきららめ! いつもお世話になっておりました。
「かるき戦線」ってけっこう好きだったんですよね。脱力しきって無味乾燥してしまったノリとか、プロの仕事とは思えない投げやりさ加減が、妙にツボにはまってたんですよ。「おま、もっと真面目にやれよぎゃはははは!」みたいな。我田引水のSFネタにつっこむ無邪気な自虐性というか、シュールと意味不明の狭間に団塊ジュニア世代の生活視点を遊泳させているかのような、とにかく、何もかもが不毛に漏れ出していて、掴みどころがないしそもそも掴めるところもない、そういう空虚でぽんこつな4コママンガ。
唯一絶対致命的だったのは、萌えキャラがいないということでしょうか…。
萌えキャラに愛を。アホ毛に夢を。2次元世界と僕のノウミソに安穏を。それでは皆様、良いお年を。