DEATH NOTE O.S.T.2
- アーティスト: TVサントラ,マキシマムザホルモン
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2007/03/21
- メディア: CD
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そしてロック編。無駄な音と余計な旋律を極力省いた、繰り返される単純な音形と、リズムと、ロックの手触りにストイックなまでに集約された、無機質で結果論の音(楽)。情景音楽というより、そう、皮膚音楽。皮膚だから耳に優しいメロディは意味がなく、いっさい思想や解釈も受け付けやしない。だから、暫定的・便宜的で主観的(つまり『いい加減』)な僕の言葉なんて、入り込む隙間も表現する資格もありはしないのですよ。ただまあ、「ミサのテーマA・B」は和みましたけど。
フィーリングとは、思想や解釈を超越した、精神そのものですねえ……。音楽は楽しむためにあるのと同じように、感じるためにあるのだということ。どうりで、野菜に音楽を聞かせたりすることに意味を見出せるわけだ。感じたことを、言葉にするのは、結局のところ、言葉にするように、感じているよう錯覚させようとしている、後付けの解釈定義の類に過ぎなくて。あまり意味がないというよりも、感じることに枠をはめて後の自由を効かなくするだけのような気がしてきました。感じるようにしか感じられないのではなく、感じるように感じるべきだということであって、そこに言葉による解釈や定義は、いっさい必要がない。
まあ、楽しむことに関しては、言葉によるそれがまだ必要で有効な領域であることを、確信しているわけだけれど。そうじゃなきゃねえ、音楽の感想なんて書きゃしないよって。僕はこんなところでいったい何を書いているんだろう……。