階段を見上げてみればカート

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 コミケ3日目に参加してまいりました。
 いつもの通り始発に乗っていったのですが、なぜか今回は運よく列先頭の角っこというナイスな場所に並ぶことができて、しかし副作用として非常に風通しがよく、ぶるぶる震えつつ不破さんとWLOの話題などで盛り上がりつつ、ほぼ開場時間に会場入り。
 まあ会場内で拍手を迎える野望は果たせなんだが、早く入ったところでそれほど買いたいものがあるわけでもなく。欲しい本を確実に買えるというアドバンテージは果たして、いつも不破さんとともに真っ先にチェックしているサークルはコピー本だったし、その付近にたいてい配置されているサークルは新刊落としているし、信奉している壁サークルはそもそも参加しているかのかすらわからなかったりという(今回もカタログは買わなかった)、個人的に惨たんたる状況においてさて意味があったかどうか。
 とりあえず欲しい本をほぼ買っても11時にならなかったというのは、嬉しいのかなー悲しいのかなー。よくわからないや。
 そのあとは規定どおり創作少年系のブースをねっとりとじゅうたん爆撃開始、そして2時前には撤収。結局企業には足すらも踏み入れなかったなあ。来年のカレンダーでもなにか買いたくはあったのだけれど(Little Witchとか)、余計なものがついてくるしね。何より並ぶのが面倒。
 サークルはそんなことないんだけど、企業に並ぶと非常な敗北感に苛まれてしまうのは、なぜなんでしょうねえ。
 
 以下、買った本とか。
UnisonBellさん
 初めて読んですぐ惚れて、けれど回を重ねるたびに本が薄くなっいき、ついにはコピー本。さあて次回はペーパーのみか…。
麦畑さん
 CLANNAD智代本2冊と、らき☆すた本を購入。二次創作の同人誌に括っとくのはもったいない、つい読み入ってしまう安定したやわらかいストーリーがとても好きです。以前はあつかましくも挨拶させていただいたものだけれど、最近のむぎさんはずいぶん有名になりましたからね、ちょっと気が引けている僕がいます。
ミュンヒハウゼン症候群さん
 ラグナのギルメンに勧められてハマってしまったマイメロ本の未読既刊が2冊あったので、新刊ともども一斉購入。このシュールかつブラックな4コマがたまりません。何度読み返してみても狡猾に笑えるわあ。
NorthernHouseさん
 ニート青年の机の中から現れた羊少女型ロボットのお話他一編、あとイラスト。ネタの濃密さやオチは悪くないけれど、個人的には前刊のような温かいストーリーが好き。いずれにせよ、同人誌とは個人的なものなんだよなあと思わせられます。脈絡なく構成される直截な人となりとして、好きですね。
太田虎一郎さん
 「かるき戦線」で個人的には有名な氏の同人誌。たまたま見かけて、薄い新刊があったので購入。生活上のちょっとした(おバカな)思いつきを悪びれず4コマ化してしまう華麗でセコい手際が好きです。「ドキドキ対決先手オレ」はぜひシリーズ化しい欲しいと思う今日この頃。
ねこぎがさん
 今回はギャグ本の比重が高い気がするなあ。こちらもコピー本ながら思わずウケてしまったので購入。え?手にとって読んでみて、笑ってしまったら買いますよね、普通。地味で王道ながらこのシンプルさがかえって面白いというか、この複雑な時代ゆえ?せめてもっとボリュームがあれば。
紅茸店さん
 「だめいど喫茶」というタイトルの小冊子風。「ご主人様のお帰りだ〜!なんちゃってw」「お帰りくださいませご主人様…」「調子に乗りました…入れさせてもらえないでしょうか?」というやりとりに心奪われました。

 ――明日に続く。