CLANNAD remix album -memento-

 先日の冬コミで唯一といっていいくらい猛烈に買ってきたアイテム。
 そもそもゲーム音楽のアレンジアルバムなんて滅多に聞かないし、オリジナルがやっぱ大好きで、気に入った例がないこのアレンジアルバムというヤツ。いつも「どうしてピアノソロ演奏がいいのに無闇に音をガチャガチャ混ぜるかなあ」と眉間を歪ませたりしていたヤツなのに、どうして買ったんだろう、そりゃ祭りだからねコミケは。大して美味くないとわかっているはずの、自分で作ったほうがよっぽど美味しいはずのお好み焼きだの焼きそばだのを買ってしまう、アレと同じシステム。
 付け加えるなら、ジャケ絵の風子ちゃんの笑顔が脳裏に焼きついてしまってどうしようもなかったというのもある。むしろそれが大きい。
 しかし今度ばかりは風子ちゃんに感謝、こいつはすげえ、初めてアレンジアルバムというものが気に入ってしまいましたよ。原曲の旋律がささやかに匂わせていたような味わいをスケールアップしてより深めたようなスタイル。オリジナルのシンプルでクリアな核を失わずに広がりとボリューム感、そしてアレンジャーの個性をもたせた、とてもハイクオリティ・ハイセンスなアレンジ。ぶっちゃけ、愛だねえ。
 個人的には、弾け飛ぶファンシーさとユーモラスさが愛らしい「は〜りぃすたーふぃっしゅ -PaPiPuPe Mix-」と、可憐でどこか懐かしいオリジナルメロディをベースに、まるで羽ばたいていくかのように感動的なピアノサウンドがグッとくる「渚〜坂の下の別れ Warm Piano Arrenge-」が特にお気に入りだけど、ヒロインの各イメージ曲を中心に、どれも甲乙つけがたいねえ。
 いやあ、これは雪と風が乱れる中2時間並んで買った甲斐があったというものだよ*1。まぁ、このCD自体は並ばなくても買えたわけだが…。*2

*1:って、氷点下だったのかよ馬場さん!(誰?)

*2:不破軌流氏は果たして「Planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」の星座早見表を、2日目に並ばずに買うことができたのか、勝敗の行方が気になるところです…。