C68私的総括《音楽》

Tynwald music*「WHITE-LIPS VOCAL COLLECTION」[音楽CD] http://tynwald.jp/

後日改めてちゃんと感想を書きたいと思います。それにしても、このクオリティとボリュームで2000円というのは正直安すぎ。まさにデフレ特価。景気も踊り場を脱したって竹中さんも言ってることだし、一般販売するときは2500円は取って欲しいですね。

TRUSS ROD*「Pickup heart!」「プラギタ」[音楽CD] http://rahito-k.hp.infoseek.co.jp/

今夏コミの主要目的のひとつだった「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」アレンジCD「プラギタ」。200円ということで、webにあった全曲メドレー仕様の試聴そのままという予想通りの、ささやかなボリュームではあったけれど。「planetarian」のオフィシャル音楽CD自体がないという状況で、ソフト自体から直接曲を吸い出して聴いていた僕にとって、こういうCDを作って頒布しようという気持ち自体すごく嬉しいのですよ。
アレンジといっても、メロディラインをアコギで奏でているだけという極めてシンプルな演奏。しかしゲーム作品自体が、選択肢のない音声もないクリックしていくだけというシンプルを極めたゲーム性であり、主人公に名は無くヒロインに恋愛は無いという"ブレ"のありようがないストイックな物語性によって、純粋に深々と抽出されるシンプルなテーマ性こそが、「planetarian」の意味するところ。
その汚れなきジュヴナイルを表現するのに、音楽はその愛らしいメロディラインを温とい極薄の紙でやさしく包み込んでいたように、そこに余計な音はいらない。アコギのそれ自体によるほのやかで瑞々しい温もりを与えられた"新しいメロディライン"が、鼻にツンと来るように、年初に味わった哀切を再び僕にまざまざと想い起こさせて止まないのです。
いいアルバムをどうもありがとうございます。
「Pickup heart!」は「To Heart2」のアレンジCD。そのうち「To Heart2」はプレイしようと思っているので、とりあえず確保。