tsukimori2006-02-20

19日は、国際展示場で開催されていたコミティアに参加してきました。
まず何に驚いたかって、駅を降りてすぐに改札を潜れたことと、東館へ続く通路の動く歩道がマジ動いていたことです。こんな平穏なビックサイトなんてビックサイトじゃないやい! とは良く言ったもんです(誰も言ってません)。
まぁ、そんなこんなの初コミティアですが、これはずばり良い同人誌即売会ですね。何といっても、手にとって読んでみていきなりエロ全開、なんとも気まずい雰囲気で「す、すいません!」と返してサークル主と眼もあわせず立ち去るというようなことがなさそうな安心感。はどうでもいいとして(微妙に断定してないし)、こうして創作同人誌ばかりを読んでみると、いかに二次創作というものが"逃げ"であるかということがわかります。別にそれはそれで好きなんですが、面白いとかつまらないとか、自分の感性だけで判断できるのが小気味いいんですよ。余計な依存心のない裸のセンスや手持ちの表現、一身上の思想と向き合える、それ自体が既にお約束やパロディにまみれているものだとしても、そのタテマエが僕にとっては妙に気楽なんです。どーせオリジナル作品自体全然知らないしね。
お昼過ぎに会場入りして、結局閉会間際までいましたね。最初はUnison Bellさんの既刊を買えればいいやと思っていたけれど、コミティア新刊と冬コミ新刊しか買えなくて、つくづく冬コミでケチったのが悔やまれ、拍子抜けしちゃったのも手伝ってうだうだと巡回していたら、あれよ25冊も買ってしまうことになりました。端からほとんど全部のブースを見て回ったので、事前に買ったティアズマガジンもあまり意味なかったなあ。結局とらのあなで買った帰りの電車内と、19日の現地行きの電車内でペラペラとめくっていた程度だし、これなら次回来るときは会場で買ってもいいかなぁ。
それにしても。戦果の中に萌え4コマとかギャグ系の同人誌が多いのは、きっと気のせい。「笑いの天使」というあんまりなタイトルの本まで手元にあったりするのは、でっかい気のせい。下手に「まんがタイムきらら」3誌を愛読しているだけあってか、ギャグ本は瞬発的に親近感が沸いちゃってつい買ってしまうのかもなあ。
漫画なんてほとんど読まないのに、置いとく場所もないっていうのに、同人誌のたまっていくルーツが1増。まったく困ったちゃんよね。とはいえ、lowlifeさんの同人誌がこうもさりげなく買えるんだったら、そういう困ったちゃんも、悪くない。
ちなみに、コミティアから帰ってきたら「銀河英雄伝説」DVD-BOXが僕の部屋にっ! 恐怖の怪現象発生!? ってか未開封のまま人様に貸すなよなー……。

先日、「さくらむすび」で紅葉とエッチしているシーンのときに、高校の先輩(パパ)から「今赤ちゃんが産まれたよ!」という携帯メールが、赤ちゃんの画像付きで送られてきました。僕は本当申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、エンターキーを連打していた手を止め、「無事ご出産おめでとうございます。万歳!」と返信を打っておきました。
世界は、吹き溜まりのような僕の現実を無きモノとして脈々と、趣味の悪い皮肉を込めて変転している模様です。それはそれで一向に構わないけれど。たまに"ぎょっ"としてしまうことがあるのもやむを得ないでしょ?

生卵を誤って床に落として無駄にしてしまった。以前も同じことをしたとき思ったけれど、なんでだろう、一瞬死にたくなります。お皿や食器を割ってしまっても、ただ「やっちゃった、片付けめんどいな」「買い直すお金がもったいないな」くらいにしか思わないのに、生卵を全く無意味に失ってしまうと、すごい罪悪感が生まれます。居たたまれなくなります。
生卵なんて、どれだけ温めたってひよこが生まれてくるわけでもないのに、どこかで生命の初々しいイメージを拭いきれないでいるのです。とはいえ、フライを作るのに生卵の溶き汁をつなぎで使うのにはなんとも思わないんだから、全くくだらない話なんですけど。
僕は案外ドジっ子です(案外?)。よく手足をどこかにぶつけて痛がっていたりします。むやみに重量があるだけに、ぶつけられる方も気が気ではないかもしれませんが……(できれば避けてね)。
生卵の取り扱いは、もっと慎重にならなくちゃいけませんね。特に夏とか。

恐ろしく溜まっていた「交響詩篇エウレカセブン」40話分・20時間をようやく全て見終わりました。溜めておいて良かった、戦隊モノじゃなくて本当に良かった……。