日曜日は大抵母親とお昼を食べながら見ているTV番組「アッコにおまかせ!」、その前回放送分では、お決まりのネガティブランキングでぶっちぎりの1位となった出川哲朗についての雑誌記事が紹介されていました。その選出理由も併せていくつか取り上げられていて、そのひとつに、「存在が無理」というものがあったのです。これはひょっとすると、世紀を代表するくらいものすごい悪意の表現ではないでしょうか。
銀河英雄伝説」でイワン・コーネフがオリビエ・ポプランに向けた悪意の表現シリーズの中で、「存在自体がジョーク」という特に素晴らしいセリフがあったけれど、笑えないという一面においてあるいは完膚なきまでに純然とした悪意。「存在するな!」と相手に一方的に突きつけるわけではなく、客観的・冷静な分析眼を通して「存在が無理」であると結論付け、断定している悪意の哲学。本当にひどいよこれは。

気をつけよう 甘い言葉と首の位置(by 病室のシーン)
時代遅れのエロゲーをプレイするのは大体いい事尽くめ。中古が安いから冒険できるし、そもそも中古価格で品質におおよその判断がつく、ネタバレしても罪悪感感じないし、誰も読んでくれていないだろうから好きなこと書き放題。でも唯一辛いところがあるとすれば、コミケとかイベント限定のサントラを入手できない可能性があるということでしょうか。
はるのあしおと」のサントラが欲しい。まぁゲーム中のBGM鑑賞で全曲自動順送りで聴けるから、要らないといえば要らないんだけど。

女の子って、そういえばちゃんと死ぬんですね、「タクティカルロア」。確かに死にフラグが立っていたといえば立っていたんですけど、それすらにわかには疑わしく思えないくらい、パスカルメイジ護衛艦というより遊覧船テイストだったし。「遊覧船なのに戦闘できるんです!」「おぉ〜!」「すげぇ!」みたいなノリで、コスプレとハーレムとミリタリーと中原麻衣高橋美佳子の豪華船盛り。
いかにもただじゃ死ななさそうなヒロインという性質と、被弾し死傷者が出る事態は織り込み済の護衛艦という組み合わせ。主人公が守るべきものという通説上のヒロインが、守るべきものとはいったい何なのだろう。何なのか知っていますか? ああ、貞操のことか……。
それにしても。神奈川県在住のTVK視聴者としては番組編成上、「タクティカルロア」→「陰からマモル!」の順番で見なければならないというのは、いったい誰にとっての不幸なのでしょう。「モノクローム」→「ミリオン・ラブ」というのもかなり強烈、気っ風よくネジが外れますよ? オススメ。