僕はそもそもマンガとか小説を読まない人間なので、原作に対する思い入れをアニメ化でどうこうされたというような経験がほとんど皆無なんですね。強いてあげれば、「耳をすませば」が映画化されたときくらいのものでしょうか。
それは大学時代にやっていた深夜の交通整理のバイト、休憩時間を土木会社のレンタルトラックにお邪魔して、勤務前に買っておいたアニメージュを読みながら過ごそうと、袋から取り出し表紙が目に入ってきたときのあの衝撃は、今でもよく覚えています。
耳をすませば」がよりによって宮崎アニメ化だとぅ!? 何の冗談かと。もちろん柊あおい先生の本は全部揃えてましたよ、だって当たり前じゃないですか、250万乙女のバイブルですから。
試写会1回劇場2回観に行って、DVDも当然持ってて、ちょっとおかしいんじゃないかってくらい大好きなんだけれども、あまりに好きすぎて恥かしさが先に立ち、(精神的に)滅多なことがなければ見る機会がない映画「耳をすませば」。まぁそれはいいとして。
つまり、「ひだまりスケッチ」TVアニメ化というニュースにビックリ、というお話。まぁ作品自体は面白いなとは思うけれど、個人的にそれほど思い入れはなくて、それよりも蒼樹うめさんのオリジナル作品がアニメ化する(オフィシャルになる)ということに、なんというか、感慨深いものを感じるわけですよ。
昔のコミケで、若気の至りか手当たり次第にいろんなサークルに手を出していた時代、たまたま見掛けて並びもせずひょいっと買ったんですよみたいな市井の同人さんがねぇ(失礼)、という性質の。明日流行する可能性を秘めた原液がべとべとって雑然に軒を連ねている、コミケという限りなくプライベートの場から出て、テレビというオフィシャルの場でスポットを浴びるようになる。そういうことが世間ではままあることは知っていたけれど、それがご近所の娘さんのこととなると、話は別。ご近所というのはさすがに馴れ馴れしすぎか。
ついでのように書くのも気が引けるけれど、同時期に入ってきた葉庭さんキャラデザのギャルゲーが発売するというニュースは、純粋に嬉しい驚き。アニメ化なんてというとぶっちゃけ期待も不安も半分半分だけど、ギャルゲーの原画という場合は手放しで喜んでしまいます。だって僕は、どんなに名作の誉れ高い作品であろうと、キャラデザが嫌いなら絶対プレイしないですから。好きで、さらに親しみもあるキャラクターであれば、プレイするのにいったい何が障害になるというのだろう。

発売日は9月28日。問題はギャルゲーをプレイする時間が確保できるかどうかということで。そういえばプレステ2には、委員長シナリオしかクリアしていない「To Heart2」が何ヶ月も入ったまんまだなぁ…。

昨日のエントリ(後半部分)は、酔っているときに書いたもので、今読み返してみると意味わかんないので書き直しました。酔っているときは、発想はけっこう面白いんだけど、表現はぐだぐだになりますね。