僕はアジフライが苦手です。
いつもお昼に利用しているお惣菜やさんで、アジフライを売っているんだけど、ずっと見て見ぬ振りをしてきました。たまたま今日は、なんの気まぐれかアジフライを買ってみたわけです。
でもやっぱり、苦手でした。
フライだからサクって食べたいのに、小骨が歯にガリって引っかかって痛くも不快な思いをするので、慎重に咀嚼しなければいけないことが、すごく嫌なんですね。何かに遠慮して食べたってちっとも美味しくありません。
焼き魚なら、食べれば骨が出てくることはまったく織り込み済みだからいいんです。白身を少しずつほじって食べるから骨もはじきやすいし。でもフライだと、まず一口めは無邪気にガブっといきたいじゃないですか。それでいきなり骨に当たったりするともう、お先まっくら。「尻尾はまだこれからだというのに、どうしたらいいのよ!」ということになりかねません。
その点、骨までカリカリ食べられるイワシのフライは好きだなあ。でもここ数年ずっと高いからなあ…。

晩御飯を食べているときに映っていたテレビで、女子バレーボールの日本vsドミニカ共和国戦がやっていました。母親を始め会場全体が「ニッポン!! ニッポン!!」壊れたおもちゃみたいに応援しています。僕はそういうとき、非常なひねくれ根性を遺憾なく発揮してドミニカ共和国を応援していたりします。
「よしっ! 背の高さを生かした今のアタックなんて、日本人に真似できないね」
「白いボールを必死に追う黒人ってのは、絵になるなぁ」
日本人でもひとりくらいドミニカ共和国を応援したっていいじゃない。突如険悪になる親子関係。フルセットまでもつれて結局日本が勝ったのだからいいじゃない。
しかし。「君が代」を歌うのはあんなに嫌がるくせに、「ニッポン!! ニッポン!!」連呼するのはあんなに夢中になれるんだったら、いっそ「ニッポン!! ニッポン!!」を国歌にすればいいのにね。「ニッポン〜♪チャチャチャ〜♪ウゥ〜♪」、もうね、生徒や教職員大熱唱。ほら見てごらんPTAの方々は涙流して興奮してますよ。
いや、僕は子どもの頃から「君が代」好きですから。「君が代」を歌いますけれどもね。

くがーつ。