なぜ女は男をみると痴漢だと思うのか なぜ男は女の不快感がわからないのか―痴漢大論争!

とりあえず、電車の中で痴漢を疑われて(それが濡れ衣だろうと事実だろうと)駅事務室に入ってしまったらそこでほぼゲームオーバーだということを肝に銘じておきました。逃げるにせよ潔白を主張するにせよ、車内かホームで決着をつけましょう。
男が痴漢する心理について、ジェンダー論とかポルノグラフィ(性の商品化)とか、「電車の中吊り広告がエロいのが悪い」みたいなワイド番組のコメンテーター並の見識を動員してなんか語っておりますが、正直「はぁ?それで?」という内容。痴漢とはあまり関係ないところで、男女間のセックスに100%の合意なんてそもそもありえないとか(性行為の内容を事前に全て取り決めしたら、きっと男はやる気をなくす)、どこまで触られたら痴漢なのかという女性側の認識の話(手の甲がお尻に触れているけれども、動かして嫌がるのは自意識過剰なんじゃないかみたいな)、痴漢えん罪が警察の捜査手法や裁判制度的な欠陥というよりも、「意図的に男を貶める女」という文脈で語られがちなマスコミの論調についての指摘については、興味深いものがありました。