ギャルゲー感想のスタイルについて

私はあまりゲームはしないのですが大槍さんのイラストが凄く好きで
発売前からカルテットはPLAYしたいなぁとは思っていたのですが、
好きな物にはのめり込んでしまう自分の性格は
痛いほどわかっているのでソフトを買うのはためらっていたのです。
ですが、月森さんの感想を見て買うのを決意したのです。
いくつかゲームの感想を書かれているブログ・日記を見ましたが
どれも「音楽はいい。でも話は凄く短くて先が読める薄い内容だ」という
なんともありがちな漠然とした感想ばかりで、なんだか物足りなかったのです。(勿論その感想もとても端的で解りやすくてよいと思うのです。私だってゲームの感想を書けって言われたらそんな内容になってしまうと思いますし。) 
そんな感想ばかりの中で、
月森さんの書くゲームの感想にはとても惹かれるものがあったのです。
すごく細かくゲームを見てPLAYされているんだなぁと思いました。
自分の思ったこと感じたこと、また作品の内容について丁寧に綴られた言葉には
「感想」にありがちな読んだ人に偏って植えつけられる先入観というのも
感じなくてそれもまた凄いなぁと思いました。
まぁ、長くなりましたが
そんな感想を読んでしまったら「買うしかないなぁ」と思ったのです(笑)

ありがとうございます。
カルテットはちょうど廉価版が発売しましたから(asin:B000KOZVTQ)、プレイするにはいい機会かもしれませんね。でも大槍さんが好きなら、イラスト集が付属する初回版を中古で買うのも悪くないですよ。廉価版でも付属するなら意味ないですが。
僕も本当は、もっと簡潔に、ストレートに肝心なところだけをピンポイントに、そして何より感情に流されず論理的にギャルゲーの感想を書きたいと常々思っているし、そういうテキストがギャルゲーの感想としては最も望ましいと思っているので、ダメですね、なかなか上手くいきません。誰のために書いているかという視点、誰かが求めるような形での感想を書くというスタンスではなく、僕自身のギャルゲー記録(体験)をテキスト化しているだけですので、それが誰かにとって何がしかのお役に立てるのなら、もはや存外の喜びです。ありえない幸いです。本当ありがとうございます。だから、「カルテット」がつまらなくても苦情は受け付けませんよ。プレイを終えてまず一声はきっと、「短すぎる」だと確信していますがね。
結局、僕の感想スタイルは、「僕がどう思ってプレイしたのか」という一点、個人的な振り返りと後付けの納得でしかなくて。ギャルゲーをプレイしたこと、今後ともプレイすることの意味を、僕は僕の生涯において持続可能な「好き」のために解析したいんですね。そこには、傑作も駄作も関係はないのです、どんな作品にだって意味はあるのだし、その意味が、僕という個性によってどう認識されたのか。そういう、偉そうにいわせてもらえば"自分にまつわるテーマ"のひとつとして、僕の中では結構重要な位置づけです。それが、ギャルゲーという宿命的な生々しさが、実に"歯ごたえがある"んだと思います。だから、ギャルゲーの感想はつい長くなってしまう。
もう、仕方がないですねこれは。だから、まあ、よろしくお願いします。