二酸化炭素を吐き出して

ハイリゲンダムサミットでの主要議題が温暖化対策だとか、排出量取引など新聞でその手の記事を読まない日はない今日この頃ではありますが。僕は「二酸化炭素」という言葉に触れると、どうしても、たまの「さよなら人類」を思い出してしまいます。あの気の抜けたマッタリとした曲調と、郷愁を誘うパフォーマンスによって、「二酸化炭素を吐き出して あの子が呼吸をしているよ」と歌われてしまっては、二酸化炭素という物質についてメルヘンチックな、ロマンティックな感懐が沸き起こることを長らく防ぎようがなかったのです。
また、後年受けた資格試験の、教養問題で、「空気中に占める二酸化炭素の割合は?」という設問、1「3.4%」2「0.34%」3「0.034%」4「0.0034%」のうち、2と答えて、間違ってしまい、あろうことかその教養問題の"足切り"に引っかかって専門試験では合格点だったのに不合格になってしまったことを、未だに根に持っているのです(正解は3「0.034%」)。
だから二酸化炭素は、メルヘンチックで、ロマンティックで、だいきらい。二酸化炭素を吐き出さない"あの子"だけを僕の手元に残して、すべて地中に埋めてしまえ。