10月のアニメ新番組感想集?

 10月からの新しいアニメが始まっていますが、知ってのとおりHDDレコーダーが壊れてしまった関係で、修理するお金もない関係で、本来なら僕はアニメを見ることができません。しかし、時代は僕のような屑人間でもアニメをチェックできる環境を整備してくれたので、無料で。素晴らしいなと思うことしきり。せめてもの恩返しに、できうるかぎりニコニコしていようと思います。嬉しいことなど、何もありはしないんだけどね。
 あー。嫌だなあ。テキストを書くとこう、暗いことが表面化する。何もしていなければ、何にもないというのにね。
 
バンブーブレード
 ガンガンらしいノリというものがあるのかなあ。これはこれで悪くない。石田虎侍先生(アニキ)がツッコミ役の振りして、ボケて、それをさらに紀梨乃がつっこむ感じが楽しい。という紀梨乃がかわいい、彼女の振る舞いを堪能するためだけでも見る価値はあると思う。しいていえば、虎侍と珠姫がどう変わっていくのか、もっといえばふたりの関係がどうなっていくのかが気になりますね。ま、きっと僕が期待しているようにはならないと思うけれど。

■スケッチブック 〜full color's〜
 サントラは買いだと思う。さらにいえば、EDも買いでしょう。なんていうんだろう、まったり系? 盛り上がりのない物語、どうでもいい会話、それら意味のなさ加減に日常という瑞々しさを、なんでもないことのようにさらりと詰め込んで、思わず伸びをしてしまいたくなるほど、清々しいアニメ。素朴なキャラデザは派手な関心を呼び起こさないし、きっと後々まで、バックグラウンドビジュアルとして最高の素材になってゆくと思う。

素敵探偵ラビリンス
 素敵だ。素敵としかいいようがないアニメ。うさんくさいという言葉を映像化したらこういう感じなのだろう。とはいえ、沢城みゆきがショタというだけで見る価値はあるのかもしれない。ある種の人間にとってはね。てか小学生なのかよ。

CLANNAD -クラナド-
 CLANNADに声が入っているのを初めて聴いたので、それがまず新鮮。中原麻衣はやはり見事。風子の野中藍は麻薬。それ以外はまぁまぁで、智代の桑島法子は「クレイモア」のあとというのもあってちょっと厳しいか。アニメとしては、京アニというだけあってよく出来てるなあという印象。オープニングのモノクロ映像が、木漏れ日の光のゆらめきのようにカラーになったりするあたりが、印象的。しかし主人公の行動原理は、アニメだとどうしても説明がつかない。ゲームの主人公は、先天的にプレイヤー自身で、どう行動しようと大体受け入れられるものだけど、アニメの主人公はやはり、容易には視聴者自身になれないのだなあということを改めて思いました。もちろん、春原との怠惰な過ごし方や自身の吹き溜まっているありようを俯瞰的・自省的に語れるあたりは、アニメならではではあるけれど。

しゅごキャラ!
 少女マンガ的なリアクション、死語的にいえばきゃぴきゃぴしたアニメーションに生理的嫌悪感が。僕も年をとったのかなあ。ツンデレ少女の、どうしてツンデレ化したのかという点を、お馬鹿にしちゃったのも個人的には減点。島田満さんが参加されているけれども、ジャンル的・主人公的に、あまり熱心に見ることはできませんねえ。

機動戦士ガンダム00
 テロだの、平和のための武力介入だの、近年のテロ戦争やアメリカの掲げる"正義"を諷刺しているとしかいいようがない世界設定の、いかにも某プロデューサー作品らしい"けばけばしい"プロローグ、そもそも主要キャラクターの顔出しでしかない物語内容に、少なくともガンダムシリーズとしてのアイデンティティを見出すことは困難でしょう。ぶっちゃけ、チャイナ服娘の見事な乳しか、よく思い出せません。どんな世界設定やシリーズであろうとも、チャイナ服とは、いいものだな。

ぷるるんっ!しずくちゃん あはっ☆
 これ、終わっても良かったよね…。まあ、しずくの森唯一の良識派、つまりツッコミ役で、変わり者ばかりの住人の中で苦労の耐えなかったつむりんに、カップルができたと思えば多少見る価値はあるかも。しかし、これとは関係ないけど、ゲゲゲの鬼太郎に視聴率を奪われたからって、セサミストリートを終了させるとは、テレビ東京とはつくづく社会性というか、放送局の使命というものが希薄だよなあ。