忍法忍者ぐうたら育成論

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 まさに一網打尽。そんな忍者ライフ。
 暇さえあれば時計塔3階でこうしてアラームどもを焼き殺しているわけです。
 今は92の90%、きっと日曜日中には93レベル。jobはちょっと前に上がって67。さすがにパーセンテージの上がり方は厳しくなってきましたが、きっとこのまま篭もり続けるんでしょう。そしてオーラを目指すんでしょう。
 忍者の場合、光ったからといって転生できるわけでなし、jobを上げたところで、使い道のなさそうな水属性スキル・水遁に趣味で振っているだけだし、得るものは何もないんですが。まあ「他にやることもないから、やる」で済まされる自分の性格、つまるところ、なし崩し。
 それにしても、忍法系忍者の育成は一般の魔法職と比べると格段に安定性がありますね。何しろ狩りの途中で鯖缶食らっても死んでいません。まあ、アラームの2匹や3匹たかが知れているという気も、これが監獄とかだったらそう強がってもいられないんでしょうが。
 物理攻撃を3回まで無効にできる空蝉があるし、GvG参戦上必要に迫られVitを素で64まで上げていて、MHPは7k近くありますからね。よほどのモンハウにでもボコられない限り、そうそう死なない。
 それもあってか、攻撃を食らうことを前提とした狩りをしやすいということも、忍者の安定性向上に寄与していると思います。Wizや教授だと、立ち回りに失敗してアラーム集団に追いつめられると、早晩ハエかテレポートで脱するしかなく、攻撃を食らうことを前提とした狩りなんて考えられないでしょう。敵を容易に近付けさせないためにクァグマイアがあるのですから。
 それに引きかえ忍者の場合、追いつめられたとしても空蝉を連打していれば上手い具合にアラーム集団から離脱する可能性があります。そして飛ばされた場にすぐさま火炎陣を張って、集団をその網に誘導しつつ空蝉を掛け直せばいいのですから。立ち回りに失敗してアラーム集団に追いつめられたとしても活路はあります。
 ましてや、ライドワードやミミックは龍炎陣のダブルアタックでしか倒せず、つまり敵の攻撃を受けて空蝉でバックステップすることを前提に攻撃を組み立てていかなければならないわけで。自然、敵から攻撃を食らうことに心理的な?耐性がついてくるのです。
 もちろん、プレイ上手な魔法職であれば、突然至近に敵が湧くというような事態に陥ったとしても、冷静に対処することができるでしょう。それにエナジーコートもあります。しかし、敵からの直接物理攻撃をかわしつつ先制攻撃するというのがプレイの基本であるがゆえに、攻撃を受けた後にどう反撃するかという事態をあまり想定していない、事実攻撃そのものにほとんど耐えられない魔法職にとって、敵が自らに牙を剥き赤数字をもぎ取られているという状況に、多少なりとも焦るのを抑えられないでしょう。
 しかし忍者の場合、敵の攻撃に触れても後ろに跳ぶだけで被害はなく、むしろ適切な距離を稼げてだラッキーと思ってしまうほど。ましてや、敵が突然脇に湧いたとき、機敏に反応するのも億劫なので、そのまま操作せず、敵が攻撃を仕掛けてきてバックステップしてからゆっくり火炎陣を張って反撃、などという横着もよくします。まあ、この狩場がもはや温いというだけなんでしょうが。
 ただ、優れた防御性・安定性の代償として忍者が失ったものは、魔法攻撃力だといえます。ストームガスト、メテオストリーム、ロードオブヴァーミリオンといったWizの範囲大魔法に当たるスキルが忍者にはありません。もちろん、龍炎陣や朔風は範囲攻撃であるにはあるんですが、範囲は狭く、あるいは癖があって、何より詠唱時間の割に威力が極端に低い。
 1回ごとに烈火石などの触媒(有料)を消費するのにも関わらず。龍炎陣Lv10を初めて放ったときは、ひどく落胆しつつ悟ったものです、「しょせんは一次職か」と。龍炎陣に関しては、炎系のスキルでどうせ触媒を消費するくらいなら、龍炎陣を使わず火炎陣を敷いてじりじり焼いていった方が、敵に与えられるダメージ総量は上です。まあ、時間はかかりますけどね。
 そういうわけで、良くも悪くも忍法系忍者には火炎陣と空蝉しかありません。
 敵のタゲを取ったり火炎陣に焼かれているときの追加攻撃用に、単発にしては威力が大きく詠唱時間も短い氷閃槍1Lvを使ったり、狭い場所やたまの気まぐれで龍炎陣を撃ってみたり、攻撃のバリエーションとしてはその程度のものです。
 ただ、使えるスキルが少ないもののそのスキルがとても"使える"ということ、ゆえにプレイスタイルがわかりやすく安定性もあるということで、僕のような惰性でラグナロクオンラインを続けている、向上心も他プレイヤーとの交流意欲もない根っからの引きこもりソロプレイヤーが、暇つぶし程度にプレイするにはもってこいの職業なんじゃないかなと、最近では思っていたりします。
 拡張一次職という中途半端な位置づけも、「大きな子どもたち」みたいで自虐っぽく微笑ましいですしねwww