極上に変身!湯どうふ大革命

 気がつけば、冬はとうに過ぎ去り跡形もなく、今は春まっ盛り。むしろ季節は夏の気配をそこここにしのばせているようで、思わず長袖のシャツの袖をめくりあげ、暑いの苦手な僕を早くもげんなりさせています。
 それでも、未だに週に2・3回は食べている僕の大好物・湯豆腐について、良いレシピを発見したんでここに書いておこうと思いました。
 前に書いたかもしれないけど、湯豆腐は天ぷらと並んで、僕が調理することのできる好きなメニューなんですよ。調理というほどのものでもないんだけど、何しろそれほど材料費がかからない上に上手に作ればどこか高級な感じがするでしょ。それがいい。
 似非セレブ? もしくはなんちゃってセレブ。セレブ(笑)でもいいかな。いや、もうセレブという言葉から離れよう…。
 それで、肝心のレシピはNHK「ためしてガッテン」の2月20日放送分でやっていたものです。これを録画してあったのを先日見て、なるほどと思ったんですね。
 それまでは土鍋に水を注ぎ、切った豆腐を入れてからガスを点けて、沸騰したら出来上がりという風に調理していたんですが、それは湯豆腐ではなく煮豆腐だと番組は指摘するんです。
 そして、達人の手際を科学的に分析することによって、「外側はプルプルフワッと(70℃前後)、中が大豆の甘みたっぷり(50℃前後)」こそ「極上の湯どうふ」であると定義。それを家庭で実現するための調理方法を教えてくれました。

ガッテン流湯どうふの作り方(豆腐2丁分)
1, 土鍋で1.5リットルの湯をしっかり沸騰させる
2, まず火を消す
3, 6等分に切った豆腐2丁分を入れる
4, フタをして5分で完成!

 沸騰したお湯、しかも火を止めた状態で豆腐を入れ再点火もしないとは…。普通思いつかない、おみそれしました。
 さっそくウチでも試してみたところ――。
 ま、まあいつもより美味しいような気がするかも? なぜ疑問系。確かに豆腐の温度は熱すぎず冷めすぎず最適のものでしたが、「プルプル感」とか、「フワッと感」と言われてもねえ。
 つーか湯豆腐の味をコメントできるほど僕の舌は肥えちゃいないし1丁40円カリフォルニア産大豆使用の絹豆腐じゃたかが知れてるだろ。
 とりあえず、これが美味しい湯豆腐というものなんだと、設定することにします。それに作り方的にも従来よりいくぶん手間が省けてますしね。
 皆さんもどうですか。湯豆腐。それにしても、今日は蒸すなあ。