求)携帯電話→携帯端末(電話・メール機能付)

月曜日の早朝だっけな、夜が明け切る前のどさくさに通り雨がパラって降ったみたいで、薄明かりの空と行きずりの雲の合間にきれいな虹が出ていました。それを手持ちの携帯電話のカメラで撮影したんだけど、でも携帯電話からパソコンに画像データを転送できません。
そりゃ、メールに添付してパソコンに送信すればいいんだろうけど、パソコンの前に座って携帯を操作してそのパソコンにインターネットを介してメールを送信するというのも、ねえ?
専用のUSBケーブルを買ってくるしかないのかな。
しかし、携帯電話の電話機能をほぼまったく使うことがない僕のような人間は、思うんです、もっと端末機能重視の設計にしてくれないものかなと。そもそも僕にしてみりゃ充電器は、パソコンと常時接続されていてしかるべきであって、そこに携帯電話を置くと、データの送受信が自動的になされるような高機能端末っぷりを堪能したいわけですよ。そういう携帯端末「電話機能付」が、僕は欲しいんですね。
携帯電話はもはや現代人になくてはならない通信手段、むしろ持ってて当たり前、心の空疎な人々をホットに繋げるキュートなアバンチュール、あらやだ親が子を叱るときは「携帯取り上げますよ!」、まぁまぁいじめっこがいじめられっこをいじめるときは「架空請求されちゃうぞ!」、だなんていう風潮が巷ではこびっているそうだけれど(一部嘘です)。
僕はそういう通信手段としての携帯電話は、緊急連絡方法以外としては全然どーでもよくて(緊急連絡といっても、普段あまり持ち歩いていないんじゃなぁ…)、むしろ外出時の入力端末としてこそ携帯電話を位置づけたいんですよね。超高機能のメモ帳というか。

  • 誰かと話したり議論したりしたことは全て自動で音声録音してくれて、自宅パソコンの端末受けに置くと、全てテキスト化して出力してくれる。
  • カメラで撮影した画像ファイルも同じように、端末受けに置くと指定フォルダ内の日付別に移動してくれる。
  • ポケットの中の携帯を片手で握りながら、液晶画面を見ることなく自在に文字入力することによって、とっさのひらめきをすぐ入力できる。

片手で自在の文字入力というのはですね。4本の指それぞれにひらがなの各行か、アルファベットを割り当てるんです。例えば人差し指はあ-さ行、中指はた-な行、薬指はは-ま行、小指はや-わ行、それぞれの指ボタンはスイッチのon/offみたく2つに割れていて(人差し指ボタンはon/offボタンの間に小ボタン)、親指は確定/消去の操作をします。これなら液晶を見ながら文字を打たなくていいのですよ。親指だけを酷使するわけではないから疲れないし。
まぁこの方法だと漢字変換はできないけれど、それは自宅パソコンに端末を置くと自動で変換して、テキスト化してくれるようになっています。明らかに間違えている入力や、確定できない変換はリストアップされ、専用ソフトで手動修正することになります。そういうシステムが僕は欲しいんだよなあ。
携帯式入力端末であるのなら、なにより液晶画面を見ずに自在の文字入力ができるようにして欲しいのです。小型ノートパソコンとか、携帯電話はそれぞれパソコンの小型化、携帯電話の小型・高機能化であって、本来あるべき小型携帯端末とは何か?という発想から生まれたものではないと思うんですね。
自宅パソコン(主入力機関)-自分の運営するブログ(主出力機関)-携帯端末(副入力機関及び"ネタ"探知機関)という、個人完結型ネットワークシステムにとって、今日の携帯電話の端末的位置づけはどうにもたなぼた的で、それは本意ではないのではないかなぁと疑ってしまいます。
あの神速を誇る親指文字入力、素晴らしいスキルだとは思うけど、それは改良途中の不完全(βテスト中)な入力方法だいう匂いから、僕は逃れることができなくて。あの指技はどうしたって不自然だと思うんです。そう思うこと自体がいまや不自然なことなのかもしれないけれど。(僕の考えた方法の、ズボンのぽっけに片手を入れて中でモゾモゾしている姿というのも、ぱっと見クール&ダンディでイイ!と思ったけど、想像してみたらかなりあやしいなぁ…)
町のど真ん中を風切って歩きながら必死の形相で携帯電話を親指きゅるきゅるしている姿は、あれですよ、滑稽ですよね。というか僕には、なぜ用事があって町に出てきているはずなのに、その用事そっちのけでメールや携帯を使い誰かと連絡を取り合わなければいけないのか、不思議でなりません。その用事に事前の入念な連絡調整が必要だというなら、そもそも家を出てくる前に準備しておくべきだし、それほど頻繁に緊急連絡が入る人生というのは、いったいどんな波乱万丈伝だというのでしょうか。
僕にはわかりません。わからない、現代人のくーそなあばんちゅーるが…。
だからせめて、充電器がパソコンの接続端子を兼ねるように開発努力しておくれよー。というか、そういう商品が既に発売しているのなら教えて欲しー。というようなお話でした。