0-01-07から1日間の記事一覧
結局「Ever 17-the out of infinity-」における真のBlickWinkelは、笠原弘子の歌うエンディング曲が流れるスタッフロールの後のエピローグにおいて全ての登場人物の視点を"偏在"する存在のことであり、本編で倉成武と少年の視点で4人のヒロインシナリオを経…
つまり僕は考える。というより妄想する。八神ココシナリオの中盤で第三視点が発現(プレイヤーが主人公から離れて独立)した時からノベルゲーム形式を捨て、時間指定・コマンド選択型アドベンチャーゲームに移行すべきではなかったか。ブリックヴィンケルとし…
だが個人的に仕方がないで済ませられないのがプレイヤー視点の取り扱い方だ。そもそもゲームというものはプレイヤーの視点とその操作をもって"事をどうにか"してもらうために作り出される創作物であるのだから、それは物語の最大の謎にしてしまうものではな…
確かに純物語的にみればそのトリックは大変衝撃的であり、大きな矛盾の中でではあるけれども数多くのシーン間では巧みに辻褄が合わせてあることが2ndプレイでは明らかになり、感心させられるし第一面白い。八神ココシナリオにおける倉成武視点と少年視点の意…
そして、話は本題である「Ever 17-the out of infinity-」に至る。この作品は数々の禁忌を犯してしまった。別に田中優美清春香奈の所業がどうとか言っているのではなく、プレイヤー視点の取り扱いに関してである。この作品のネタを一言で表してしまえば、大…
そういえば昔、「EVE The Lost One」という作品があった。当時アドベンチャーゲームの傑作として評価の高かった「EVE burst error」の続編として期待の大きかった作品だったのだけれど、いざ発売されてみると散々な評価だった(当時は)。でも僕はこの作品がか…
■プラットフォーム−PS2■制作−KID■発売日−2002/08/29■攻略参考−infinity loop■執筆日−2004/08/10■ネタバレ指数−100%
ある村に、耳のきこえないひとりの女の子がいました。 彼女は生まれたときから耳がきこえなかったので、この世界のいっさいの音というものをまったく知らず、そうするとしゃべることもできませんでした。 村の友達と仲良くなれず、いつもひとり家がある谷の…