髪がすごく長い女の子を見かけました

 どうしたってね、小さい女の子は夢を叶えてくれるかけがえのない存在だなあと思うのですよ。誰のどういった性質の夢であろうと、ね。
 先日街に出たときに……いや、僕だって街に出たりしますよ? ごくまれに、しかも注文していた同人アイテムを取りにとらのあなへ行ったんですがw
 それはともかく、その帰りの電車にすごい女の子が入ってきたんです。小学校低学年くらいの。
 何がすごいって、髪が、長い。
 それはスカートを飛び越えくるぶしまで伸びていて、淡く茶色がかった癖のないストレートヘアが、ドアから注がれるくすぐったい春風にさらさらとそよいで昼光色を透き通らせているさまは、まさに神。
 髪だけにwww
 二次元美少女だと、まるでヘッドセットの性能向上を自慢するかのように髪は長いと際限なく長くて、綺麗で。地に着くほどのそれはもはや背景の一部のようですらあるけれど、リアルの女の子では長いといってもせいぜい背中まで。まさかお尻には届かないでしょう?
 もし髪がお尻まで届く長さだったら、何より座るとき不便だし(トイレとか)、気をつけないと髪が引っ張られて痛い思いをしそう。それに常に美しく保つための洗髪やお手入れも大変だろうし。そこまでのリスクやコストをかけてまで、髪をそれほどまでに長く保つ意味はないという判断は、しごく妥当。
 肩にかかるくらい長ければ「長髪」ということでいいじゃない、と。
 それに、長ければ長いほど好いというわけでもなくて。むしろ、あまりにも長すぎる髪は等身的にそぐわないような気がします。これは好みの問題ですけどね。
 でも、幸か不幸か僕の感性ゆえか、それが小さい女の子だと叶ってしまうし、小さいから似合ってしまうんですよね。入念にお手入れとかしなくても元々の髪が綺麗だというのもあります。あるいは、小さい女の子のコスプレが容易に抗いがたい魅力を備えていると思うのは、何もロリコンに限ったことではないでしょう?
 彼女たちが子どもらしく無邪気にはしゃいでいられるのは、それらのリスクやコストを肩代わりしてくれている保護者がいるからで。彼女たちの健やかな成長のためには、そういった心のありようを維持できる環境を安定して提供することが必要不可欠であるのだけれど。
 その成果・結果としてリアルにアップロードされる、彼女たちがありのままに振舞っているという事実は、どこかで誰かのさまざまな性質の夢を叶えてもいるのだという生々しい側面を、時代は、僕らがもう見て見ぬ振りで済ますことを許さないところまで来ているわけで。
 つまり何が言いたいのかというと――やべっ、5秒以上見つめちゃったぜ、いかんいかん。