おたく論

髪がすごく長い女の子を見かけました

どうしたってね、小さい女の子は夢を叶えてくれるかけがえのない存在だなあと思うのですよ。誰のどういった性質の夢であろうと、ね。 先日街に出たときに……いや、僕だって街に出たりしますよ? ごくまれに、しかも注文していた同人アイテムを取りにとらのあ…

馬蹄師と「大きく胸を開いてー」

テレビで、馬蹄師(ばていし)の専門学校の卒業試験について取り上げていたんです。 馬蹄師というのは、馬の足にはめる蹄(ひづめ)を製作する人のこと。馬によって足の形は微妙に異なるらしく、その馬専用の蹄を、鉄を延ばすところから作るという、それを生…

脳内チップと萌え顔メーカー

病気で失われた視力を、電子機器の「目」で再生しようとするという技術が、実用化に近づいている。(略) 世界の大半のチームは、眼内に埋め込んだ装置から電気信号が出る方式だが、脳へ直接、チップ「情報処理経路」を埋め込む研究も一部で行われている。実…

もろいからこそ愛おしい、自費出版と同人誌

我が家の書棚の隅に、著者名が「私」という一冊の本がある。奥付にこそ、3版と印刷されているが、この本、実は市中に一度も出回った実績がない。1版1冊、ワープロによる私の手作り本だからである。 第1版は6年前、結婚する長女に記念品として贈ろうと作った…

今の彼女は別のぞうさんが好きなんだろうか

今年1月、都内のイベント会場を訪れると、舞台には黒いワンピース姿の少女(8)が立っていた。「小学校の給食は何が好き?」「大人になったら何になりたいの?」。司会者からの質問に、少女は恥らいながら「女優さんになりたい」などと答えた。客席には男女1…

選択でなく、自ずから受け入れるあの虚しさ

銀座のデパートの福袋をゲットするために行列を並んでいる女の子たちをテレビのワイドショーで見ていると、有明まんが祭りの同人誌をゲットするために行列を並んでいるおたくたちのほうがよほど誠実だと僕などは思うのだけれど(服飾とは結局のところ他人を…

SFとおたく

「21世紀を夢見た日々 −日本SFの50年−」というNHK教育の番組を見ました。 SFとか、僕には実際よくわからないし、著名なSF小説も読んでいないので、僕がこの番組について何か語れるようなことがあるのか、はなはだ疑問だけれど。オタクは果たして進化し…